お盆休みの記憶と墓地の景色

昔の墓参り

お盆休みが終わってしまいました。

近年の我が家は、墓参りには行くものの、遠くに住んでいる子供たちが帰ってくるわけでもなく、静かなお休みです。

私が子供のころは、田舎でしたから、夜になると提灯を下げて墓参りに行ったものです。もちろん、今のようなLEDの明かりなどではなく、提灯の中には、火をつけたろうそくが入っていました。お寺に行くと、提灯を下げた子供が大勢いたものでした。

墓参りから帰ってくると恒例のスイカを食べます。昔は大きな冷蔵庫などは有りませんでしたから、水槽に水を張って冷やしたものです。

普段は静かな田舎町も、お盆の夜は墓参りに行く人々で、とてもにぎわっていました。

いつの間にか若者はいなくなり、子供も少なくなって、年寄りばかりが目に付く街になってしまいました。

墓ラッシュ

町のにぎわいが無くなった分、お寺の墓地はとてもにぎわっていました。新しい墓がどんどんできていきます。以前は通路だったところにまで墓が立っていて、私は自分の家の墓を見失って、うろうろと探してしまいました。それほど墓地の景色が変わっていたんです。
町で目に付くのは高齢者ばかりですから、新しい墓ラッシュは、まだまだ続きそうです。